【猫背・前かがみで首肩筋が働き続けて力が抜けない】
猫背や崩れた座り姿勢では、首や肩の筋肉が頭や腕を支えるために働き続けやすくなります。 その結果、首の痛みや僧帽筋などの筋活動が増えやすいことが報告されています。
参考文献
Christensen SWMP, Palsson TS, Krebs HJ, Graven-Nielsen T, Hirata RP.
Prolonged slumped sitting causes neck pain and increased axioscapular muscle activity during a computer task in healthy participants – A randomized crossover study.
Applied Ergonomics. 2023;110:104020.
要点: 崩れた座位でパソコン作業を続けると、首の痛みと上部僧帽筋・下部僧帽筋などの筋活動が増えやすいことが示されています。
肩こりとの関係: 猫背や前かがみ姿勢では、首肩の筋肉が姿勢を支えるために働き続け、力が抜けにくい状態につながる可能性があります。
【慢性化すると感覚運動制御・神経可塑性が関わって力が抜けない】
首肩の不調が慢性化すると、筋肉の硬さだけでなく、首の位置感覚や身体の使い方にも乱れが起こりやすくなります。 その結果、力を抜いているつもりでも抜けにくい状態につながることがあります。
参考文献
Qu N, Tian H, De Martino E, Zhang B.
Neck Pain: Do We Know Enough About the Sensorimotor Control System?
Frontiers in Computational Neuroscience. 2022;16:946514.
要点: 頚部痛では、固有感覚・感覚運動制御・神経可塑性が関係し、慢性化や再発に関与する可能性があると整理されています。
肩こりとの関係: 慢性的な首肩のこりでは、単に筋肉が硬いだけでなく、身体が力んだ使い方を覚えてしまい、力が抜けにくくなることがあります。
【噛みしめがやめられず首肩筋が連動する】
噛みしめは、顎だけの問題ではありません。 咬筋や側頭筋の活動は、胸鎖乳突筋や僧帽筋など首肩の筋肉とも連動することがあります。
参考文献
Gouw S, Frowein A, Braem C, de Wijer A, Creugers NHJ, Pasman JW, Doorduin J, Kalaykova SI.
Coherence of jaw and neck muscle activity during sleep bruxism.
Journal of Oral Rehabilitation. 2020;47(4):432–440.
要点: 睡眠時ブラキシズム中に、顎の筋肉と胸鎖乳突筋・僧帽筋など首の筋肉の活動が有意に連動していたことが報告されています。
肩こりとの関係: 噛みしめがある方では、顎だけでなく首肩の緊張も一緒に確認することが大切です。

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